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よくいなくなるブログ。
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生きたい。
そう思って、ボクは生まれたはずだった。
なのにどうしてこんなにも息をするのが苦しくて、かなしいんだろう。
きっと、それは紫苑のせいだったかもしれないし、パパのせいだったかもしれない。もう、ママがボクを生んだこと自体が、悲劇の始まりだったんだ。

そこまで考えて蘇芳は白くため息を吐き出した。ふたつの翡翠色の瞳は冬空のキンキンに冷えた星をずっと見つめていたけれど、輝く無数の光はじわじわとぼやけて、生暖かい涙が流れた。
ボクは、なんでこんなところにいるんだろう。
全部、全部ボクにはどうにも出来ないことだったと、そう言い訳したくなる。
今ここで、この欄干を乗り越えて冬の海に粉々にされてしまえたなら...
また、涙があふれて、蘇芳は欄干に縋り付くように倒れこんだ。
こんなにも生きるのがつらいのに、ーーーーヘイのことを思うと、死ぬのも嫌になるほどなのはなんで?
もういっそ、今ヘイにぶつかっていって、嫌われて、すぐに死んでしまいたい。
あの低い声も、薄いようでしっかりとした背中も胸板も、思い出せばすぐに顔がほてってしまうのに、どうしても隣にいるのはボクじゃないんだと思わされてしまう。

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粘膜という粘膜から互いの体液を交換させている。柔らかく蕩けてしまいそうなのに、どうしようもなく別の存在なのだということに気づいて、哀しくもあり、興奮する。
あられのない性欲を込められた眼で見つめられるだけで腰が砕け、止まることのない手の動きと、腰の動きのせいで何度も絶頂してしまいそうになる。
優しく、しかし意地悪に耳元で囁かれ、美味しそうに耳を喰まれると、もう天にも昇る心地だ。
永遠にこの時間が続けばいいのに、と感じることも脳の中から追い出され、とにかく快感に身をゆだねてしまう。
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